- ホーム
- Men’s Life Style


2023/01/27
2022/12/30
2022/11/29
2022/10/31
2022/09/30
2022/09/01
2022/07/29
2022/07/01
2022/05/30
2022/04/29
2022/04/04
2022/02/26
2022/01/28
2021/12/27
2021/11/29
2021/11/05
2021/09/28
2021/09/03
2021/07/29
2021/06/29
2021/05/31
2021/04/29
2021/04/02
2021/02/26
2021/01/29
2020/12/26
2020/11/30
2020/10/30
2020/09/29
2020/08/31
2020/07/31
2020/06/30
2020/05/29
2020/05/01
2020/03/30
2020/02/28
2020/02/03
2020/01/02
2019/11/28
2019/10/29
2019/09/28
2019/09/02
2019/07/30
2019/07/02
2019/05/29
2019/04/27
2019/03/30
2019/02/27
2019/01/30
2018/12/28
2018/11/28
2018/11/02
2018/10/01
2018/08/30
2018/07/30
2018/06/29
2018/05/31
2018/04/30
2018/03/31
2018/02/27
2018/02/01
2017/12/27
2017/11/30
2017/11/01
2017/09/29
2017/08/31
2017/07/31
2017/06/30
2017/06/08
2017/05/29
2017/04/28
2017/03/29
2017/02/27
2017/01/31
2016/12/28
2016/11/29
2016/10/28
2016/09/28
2016/09/02
2016/07/30
2016/06/29
2016/06/02
2016/04/27
2016/03/30
2016/02/26
2016/01/30
2015/12/29
2015/11/30
2015/10/29
2015/09/30
2015/08/31
2015/07/30
2015/07/04
2015/05/30
2015/05/01
2015/03/31
2015/02/27
2015/02/04
2014/12/28
2014/12/01
2014/10/30
2014/10/01
2014/08/29
2014/08/01
2014/07/01
2014/06/01
2014/05/01
2014/04/01
2014/03/01
2014/02/01
2014/01/01
2013/12/01
2013/11/01
2013/10/01
2013/09/01
2013/08/01
2013/07/01
2013/06/03
2013/05/01
2013/04/01
2013/03/01
2013/02/04
2013/01/01
2012/12/03
2012/11/01
2012/10/03
2012/09/04
2012/08/03
2012/06/28
2012/05/11
先日職員研修会の講師を担当した。学会の研究発表とはその趣旨も異なるので、職員研修にふさわしいプログラムを考え、少し工夫してみた。研修会における私の講演の題名は、「プロジェクト発想法のすすめ-ある自己啓発の試み-」であった。この日の目的は、柔軟な発想を身に着け、プロジェクト志向の生き方を示し、自発的な探索学習の実例として、素人による古文書解読の試みを紹介し、最後に統合化の意義を伝えることである。私の持ち時間は2時間あったので、クイズを織り交ぜて、参加型の研修会になるように努めた。その構成は、起承転結の4部構成にして分かり易くした。以下はその紹介である。
「プロジェクト発想法のすすめ?ある自己啓発の試み-」 講師 金安岩男
1【起】発想の手始め、2【承】人生、これプロジェクトなり、3【転】やってみせることが大事、4【結】まとめ上げることの大切さ、5【意見交換】20分程度
【起】の「発想の手始め」ではクイズを2つ用意し実施した。一つは右脳を活かすクイズ(私の創作)、もう一つは左脳を活用するクイズ(海軍大学校の入試問題を利用)であった。発想には、右脳も左脳も共に大事であることを認識してもらうとよい。要領は次の通りなので、皆さんも挑戦してみてください。
クイズを2つ実施します(クイズ2は省略)。ただし、隣の人と相談してもよい。
【クイズ1】 形をつくり出すテストです。 【制限時間 3分】
「7個の碁石を使って、ある形をつくってください。そして、その形に対して、名称をつけてください。」
アルファベット、日の丸、住宅など、いろいろな解答が出て面白い。ポイントは、特に正解は無いこと、何でもよいから形をつくり出してみることであり、隣の人と相談してもよいので、すぐに打ち解けた研修会になった。私が作った形は寺の三門の礎石で、「元来は八個あったが、一個は誰かが持って行ってしまった」、という話にした。無いものを想像するのは結構難しいが、発想の上では大切である。
【承】は「人生、これプロジェクトなり」ということで、「プロジェクト」とは何かについて、海外旅行を計画する際に、どんな項目を検討するかを考えてもらった。その上で、「プロジェクト発想法」とは何かを解説した。
【転】は「やってみせることが大事」なので、「一枚の古文書が語るもの-素人による古文書解読-」として、自発的な探索学習の試みを行った。その内容は、本コラムの2015年5月1日号で紹介済なので、ご一読ください。
【結】「まとめ上げることの大切さ」として、「統合化」(インテグレーション)の重要性を説き、「自己啓発」は一生続くこと、そして、「楽しむ」ためには、能力の開発が必要なことを説明した。
最後に、私の話題提供にもとづいて、参加者の質問などに答える【意見交換】を行った。研修会後にもらった感想文の内容はおおむね好意的だった。今後も研修内容を工夫したいものだ、と担当講師としても思った研修会であった。
(金安岩男 慶應義塾大学名誉教授)
