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持ち前の明るさとさわやかな弁舌で人気者の一人である。
彼女が宇宙から地上に戻った時に発した言葉は今でも強く印象に残っている。
「宇宙では、滑る、転ぶがないのです。上も下もありません」
無重力の世界だからなるほどと思うが、向井さんの言葉には発想のヒントが含まれている。つまり、私たちの環境を変えると、私たちが使う言葉、価値観、行動、仕組みが変わってしまうということである。
近年新技術が発達し、社会に導入され、ネットワーク社会が新たな展開をみせ、
私たちの使用する言葉、行動、仕組みなどが劇的に変わりつつあることは、
皆さんご存知の通りである。
毎日の暮らしもあまり変わらないように一見思われるが、
日常的な事柄でも、あらためて考えてみると違う側面が見えてくる。
例えば、四月という月を考えてみると、四月は結構特別な月のようだ。
4月1日はエイプリルフールの日で特別扱いであるが、
政治やマスメディアに日常的に騙されているから、人々はちょっとのことでは驚かない。
「毎日がエイプリルフール」みたいなものである。
学校の入学式、会社の入社式、官庁の入省式などは通常は四月に行われる。
これらは、すべて会計年度が基本になっている。
ドイツやフランスは1月から12月までを会計年度としているが、
日本政府の会計年度は4月から翌年の3月までである。
企業も同じ会計年度を採っているところが多い。
人も予算もこの制度のもとに動いている。
すると活動の始まりを4月にすると都合がよいことになるから、
テレビやラジオの教育番組は、4月から新講座が始まる。
どのテレビ局も視聴率を高めたいので、語学番組などでは、
人気のタレントさんなどを生徒役に登場させている。
「この人がしゃべれるならば、わたくしにも」と思わせてしまうことが、テレビ局の作戦だ。
教材用のテキストは4月号が一番多く売れるが、その後の売り上げ部数が減るのは、
やむを得ないことだろう。三日坊主は世の習いというものである。
私の個人的な事情でいえば、4月という月は手帳の使い始めというのがある。
以前は、1月から始まる手帳を使用していたのだが、大学に勤務するようになってからは、新学期の開始に合わせて、4月始まりの手帳を使うようになった。
世の中では、1月始まりの手帳を使用する人の方が圧倒的に多いので、
少し不思議がられたりもした。
今年の手帳も4月始まりの手帳を使っているのだが、来年どうしようかと思案中である。
今年の3月末を持って勤務先の大学を定年退職したので、
大学の学期にこだわる必要がなくなったからである。
一番自然なのは、所得税の確定申告をする関係で、
1月始まりの手帳にして、1月から12月を一年の活動期間とすることである。
つまり昔に戻すということであり、私の環境が変わったということをも意味する。
環境が変わると、使う言葉も、価値観も、行動も、そして仕組みも変わってしまう。
四月とはそんなことを思わせてしまう特別な月なのである。
